汲めども尽きぬ知恵の泉

「武器はこの身ひとつ」を目指して

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評10】『美人過ぎるFXブロガーとZAiが造ったFX本 ファンダメンタルズ編』|経済を学びたい人はFXをやればいいのでは?

タコ足や、移動平均線など、FXにとってテクニカル分析は欠かせない。エントリーするその瞬間に見ているのはチャートである。最近実際に、買われすぎ売られすぎを表すRSIや、5分足などのチャート、ゴールデンクロスやデッドクロスなどを参考にしていくと、あ…

【書評9】『~1日3度のチャンスを狙い撃ちする~待つFX』|勝負事には適した時がある

最近海外で講座を開いて、FXを始めた。もともと投資に興味があったのと、就活というものからの現実逃避だ。始めるからには勝ちたいし、勉強という意味を込めて、10冊くらい投資に関係する本を読んだ。そのうちの一冊の気に入った内容をアウトプットしていき…

【書評8】『脳には妙なクセがある』池谷裕二|人がブランドに動かされる理由とは

直観的にイメージで判断する脳 前回の『不合理な地球人』では、人の間違った判断について経済的な視点から触れたが、今回は脳科学からだ。 有機栽培、オーガニック食品という言葉を頻繁に目にする。こういったフレーズを見るとついひかれてしまう。健康に良…

【書評7】『不合理な地球人』ハワード・S・ダンフォード|合理的に考えているようで実はそうではない人びと

人間は限定的に合理的である。 合理的というと、冷静で冷たい、非感情的など負のイメージが出てくる人もいるかもしれないが、いったんそういった考え方はどこかに追いやってほしい。 合理的であることは、投資や仕事といったことだけに必要とされるものでは…

【書評6】『本は10冊同時に読め!』成毛眞|”その他大勢”から抜け出す生き方

「速読」かつ「多読」の読書術 題名となっている、「10冊同時に本を読む」こと自体は簡単だ。成毛さんが言うには、リビングやトイレ、通勤用カバン、ベッドなど、さまざまな場所に本を用意し、その場所によって読む本を変えるというものだ。そんな感じで、一…

【書評5】『星の王子さま』サン・テグジュペリ|いちばんたいせつなことは、目に見えない

外見は大切ではないが利用できる あるトルコの天文学者が、発見した小惑星について会議で発表した。しかし、彼の発表はそのときの服装のせいで認められることはなかった。数年後、今度は洗練されたスーツで全く同じ発表をしたところ、全員に認められた。とい…

【書評4】『わけあって絶滅しました。』丸山貴史|99.9%の生き物はすでに滅びている?

生き物が絶滅する要因 1、環境の変化 人間のせいでさまざまな生き物が絶滅しているような印象があるが、大きな目で見ると規模は小さい。地球上に生まれてきた生き物のうち、もうすでに99.9%の種が絶滅しているが、そのほとんどの原因が環境の変化による。 …

【書評3】『すべての教育は「洗脳」である』堀江貴文|常識から解放されよう、やりたいことをやろう

貯金的思考の人びと 学校教育で学ぶ、いや学ばされている内容というのは、「いざという時」のためで、役に立つのか立たないのか分からない。やりたいことがあっても、いざという時に備えて我慢しなさい。という大人たちの理屈で機会をつぶされ、我慢を強いら…

【書評2】『緋色の研究』コナン・ドイル|シャーロックホームズの第一作

推理分析は多くのことをもたらしてくれる ホームズは、自身についてでもある以下のような記事を新聞に載せている。 観察力に富む人間は、多くのことを学ぶことができる。ある一つの提示されたモノから、見たり聞いたりしたことがないものの存在を推定、想像…

【書評1】『億男』川村元気|人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金。

お金持ちになりたいと心から願っているのか? 「学問のすゝめ」の有名な一説、『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。』「億男」の主人公とおなじく、多くの人はこの文の意味を「人間は平等」的な意味だと思っているが、実は違う。この文には続きが…