汲めども尽きぬ知恵の泉

「武器はこの身ひとつ」を目指して

【書評21】『情報だけ武器にしろ。』堀江貴文|情弱を抜けだしてこの世の利益を享受しよう

 

 

 

 

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情弱は貧困を導く

 

「情弱」とは、ネットスラング情報弱者という意味だ。

 

当然知っておくべきことを知らず、常に損をしている人びと、

これが情弱である。

 

例えばスマホ代。毎月3万円近くを当てているという家庭がある

という統計があるが、格安SIMに乗り換えてLINE電話などに切り替えれば

月数千円で済む。

 

なんていうことは知らないのか、あるいは面倒だからやらないのか。

 

電話代だけでなく、衣食住の大半もタダ同然で済むということを

情弱は知らないという。

(これは私も教えてほしい。)

 

あるいは、ビットコインなどの仮想通貨とそれらの制度の

本質的な価値を見抜き、知っていれば大金を稼ぐこともできたはず。

 

このように、貧困(金銭的な意味だけではない)に陥る原因が、

情弱のせいであるといいます。

 

環境がどうのこうのではなく、そもそも情報を得る努力を怠ってはいないか?

ちょっと工夫すれば済む話というのは無数に転がっている。

 

現代において、世界は本来、情弱にもなりえないはずなのに、陥ってしまう。

 

これはあらゆる思い込みや制度、

情報を鵜呑みにしてしまうことが原因でもある。

 

確かに、学校に通って、大学に入って、

就職して結婚するのが幸せなことという従来までの考え方と行動では、

想いもつかないかもしれない。

 

 

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情報とは自分から取りにいくもの

 

「情報とは、自分から積極的に取りにいくもの」

「向こうから舞い込んでくる情報には警戒した方がいい」

 

 

本の中に出てくるこの言葉が、彼の情報に対する基本姿勢なのだと思います。

 

情報というのは、自分が必要と考え、

自主的に集めたものが本当に有用なものであって、

勝手に舞い込んでくるテレビなどの情報は武器にはならない

という感じでしょうか。

 

たしかに、自分の頭で情報収集の方法を考え、(新聞?アプリ?SNS?)

さまざまな情報の中でベストなもの、使えるものを取捨選択するということは、

良いことのように思えます。

 

テレビ、ツイッターなどのSNS、ネットなど、今の時代

情報というのはどこにでも垂れ流されています。

 

勝手に流れている、発信されている情報というものは、

発信する主体の主観が入っていたり、誰かの都合が関わってきます。

 

それらをただボーっと聞いていること危ないかもしれません。

いや、危ないことはないかもしれませんが、無価値なものしか入ってこない

ことに時間を消費することになってしまうかもしれません。

 

受け身の姿勢ではなく、攻めの姿勢で取りに行ってこそ

「有益な情報」である、活かせる。そして自分自身も成長できる

 

情報は「狩り」にいくもの

 

 

 

できる人間は圧倒的に情報収集している

     

シャワーのように情報を浴びろ

質より量で、選定眼は後からついてくる

効率よく使えるツールを取り入れろ

(本の中の言葉)

 

まさに「情報格差」が広がる今、どんなに忙しくても

情報収集はした方がいい。

 

勉強という意味のようにも捕らえられるが、デキる人は

みんな圧倒的に情報収集をしているという。

 

池上彰さんの例が出てきたので、紹介します。

 

  1. オフの日は「CNN(アメリカの報道番組)」を流しっぱなしにする
  2. 毎日、すべての全国紙に目を通す
  3. 専門誌を5冊定期購買
  4. 毎日3店の書店を訪問(これはどうかな?)

 

メディアに引っ張りだこの彼はこれくらいの努力

(当人からしたら当たり前かもしれないが)をしているということだ。

 

たしかにあの上手なトークや、的確なコメント、

幅広い知識というものは並大抵のものではない。

 

このように、結果を出す人は大量に情報のインプットをしている。

 

 

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情報と会うつもりで人と会う

「人脈」という言葉には、感情が見え隠れする。

それよりも「情報脈」という意識で人と会った方がいいという。

 

あの秋元康さんがホリエモンに自費を払い、

時間を消費してでも会うのは、彼が持つ情報にそれだけの価値があるからだという。

 

ビジネスを意識した人との付き合いであるなら、

いつ必要となるのか分からないような人と仲良しでつながっているのではなく、

情報を意識した方がいいという主張だ。

 

ビジネス目線なら本当にそうだと思う。

お世話になったから、お返しに、という飲み会は

ただの時間の消費になりかねない。

(プライベート、友人としての楽しいとかなら全然ありだとは思う)

 

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運の良さ、チャンスの本質とは情報に飛びつけるかどうか

 

先ほどの仮想通貨を例に挙げると、仮想通貨という

得体のしれないものが流れてきたときに、

スルーせず飛びついた人間は驚異的な資金を築くことができた。

 

普段から好奇心旺盛に情報を集めていれば、その分だけ

すばらしいコトモノに出会える可能性が大きくなる。

 

イデアは情報の組み合わせ

 

仕事や学校、あるいはふとした日常での会話などにおいて、

よりよアイデアを生み出すためには情報が欠かせない。

 

何かを考えるときに、それについての情報が1の人と5の人では

圧倒的に結果が違ってくる。

 

 

まとめ

よりよく生きるには、より人生を楽しむためには、

情報収集(勉強)が必要不可欠ということですね。

 

世の中の情報量が増えれば増えるほど格差は広がっていく一方。

とりあえずガムシャラでもいいから今日からがんばろうと思った(語彙力)

 

 

 

(169)情報だけ武器にしろ。 お金や人脈、学歴はいらない!

(ポプラ新書 169) [ 堀江 貴文 ]