チョコレートの融点は33.8℃|車やポケットに放置は厳禁!【車が大惨事】
大好きなお店でチョコレートを買って帰宅。
やらなきゃいけないレポートに頭をとらわれていた私は、
買ったチョコを車に放置して家に入りました。
レポートを片付け就寝、次の日チョコが食べたくなり思い出す。
車に取りに行くとそこにはチョコレートフォンデュの泉が
出来上がっているのでした…
そこで、今回はチョコレートがどのくらいで解けるのか?
最適な保存方法は?
ということを調べました。
どれくらいで溶けてしまうのか?
チョコレートが溶けるのは、チョコに含まれている
「ココアバター」が原因です。
口の中で滑らかさを作っているのもココアバターです。
ココアバターは常温では固まっていますが、
25度を過ぎたあたりから急速に溶け始めます。
25度というと、5月以降ですでに簡単に到達してしまうくらいの温度です。
また、その気温以下でもポケットの中や、
暖房が効いた場所など熱が溜まる場所は危ないです。
そして、25度から溶け始め、完全に溶けてしまう融点はずばり33.8度です!
だいたい32度くらいではもう完全な液体状態になってしまいます。
ココアバターという奇跡
そういえば33.8度というと、人間の体温のちょい下であることが分かりますね。
実はこれこそがココアバターの特別なところなのです。
まず、この「体温近くで一気にとける」という植物性油脂はココアバターを除いて他にはありません。
そして、体温の少し下で急速に溶けるからこそ、口に入れた時に最高の口どけが楽しめるのです。
もし融点が体温と同じくらいだとしたら、口の中でのっそりと残りつづけ、ワックスを食べているようになります。
逆に33.8度より1、2度低いだけで、春先でさえすぐに溶けてしまい、冬しか食べれなくなってしまいます。
まさに人間のために作られたとしか思えないような特徴をもっているのです!
ちなみにこのココアバター独特の性質は、口紅などにも利用されているそうです。
ベストな保管方法は?
最適な保存温度は、ワインの保存の温度と同じと言われており、
一般的に15〜18度ほどです。
この温度で保管されていれば、いつでも最高の状態で食べることができます。
ダークチョコレートはもうちょい高い温度でも大丈夫です。
また、ワインセラーでもなければそんなピンポイントな温度で保管は無理だ、というのが現実なので
・夏は冷蔵庫の野菜室に入れる
・冬は暖房の効かない部屋に置いておく
くらいで大丈夫です。
暑さだけでなく、寒すぎる所に保管しても口どけや食感が変わってきてしまうので気をつけましょう。
まとめ
特に、高品質なチョコレートほどすぐに溶けます。油断するとほんとに秒です。
せっかく買ったチョコレート、美味しく食べましょう。