FXで強制退場を喰らい(笑)60000円消える|報告と反省
ちょうど一か月目にして強請退場
最近書評しか投稿してなかったが、面白いことがあったので書き留めておくことにした。ちょこちょこと手を出していたFXについてだ。自分自身の振り返りと、皆様の参考になれればということで。
1月25日に海外口座でFXをスタート。25000円という額を用意し、とりあえずチャレンジしてみた。正直おととい(H31年2月25日)までめちゃ順調だった。勝ったり負けたりを繰り返しながら60000円まで資金を増やすことに成功していたから。一か月で資金の増加率が240%だったので、とんでもないほどの成果だった。
FXの本を片っ端からあさり、ネットで情報を集めるなどしながら、なかなか努力していたと思う。しかし相場はやはり個人のためにあるものではない。また、ド素人の甘い気持ちで通じるような場所でもないことを思い知らされた。
敗因について
とにかく、今回の敗因は、
①資金管理の甘さ
②損切りの遅さ
の2つに限る。この2つは、どのFXの本を読んでも必ずといってもいいほど触れられていたし、自分でも理解しているつもりだった。ただ、やってみると違う。
ドル円を主に取引していたのだが、レンジが続いていて(値動きが一定の幅で、かつ小さかった)、正直なめていた。予期しない時間帯に急激に値が動き、永遠にナンピンしていた多くのショートポジションが証拠金維持率を低下させ強制ロスカットに導いた。
自分がその時持っていた考えとして、値動きというのは大きく見ると(例えばドル円で言うと80~120という範囲を行ったり来たりしているように)一定の時間があれば必ず想定の値段まで行くだろう、つまり永遠にナンピンしていても証拠金さえやられなければ大丈夫だ、というのがあった。
じっさい、長い目で資金を運用しようというのであれば、これは悪くないかもしれないが、ポジションを大きくとりすぎた上に、ここまで動いても大丈夫という明確な見通しがなかった。
今回は失敗したが、自分のように少ない資金でやるのなら大きなレバレッジでハイリスクハイリターン合でやるのは全然悪くないと思う。資金が大きくなればなるほど、資金管理は重要だと思う。
これからに向けて
まず、相場の見通しと、理由をもってエントリーすることだ。どのくらいまで動いて大丈夫なのか?実際どこまで、どういった感じで値が動きそうか?損切りや利確のラインとその設定理由は?テクニカルやファンダメンタル的な面からどうしてそのポジションを持ったのか?などなど。
また、自分の想定した動きから外れた場合は、即座に撤退するべきだ。立てた作戦が崩れたままただ買うのは難しい。短期で取引する予定だったのに、「きっと上がるだろう」と長期に切り替えたりなどは絶対してはダメだ。
そもそも、負けるのは当たり前という意識で向かわなければいけない。勝ったり負けたりを繰り返すのは当然で、その中でいかに利益を増やしていけるかということが重要だ。
また、メンタルをやられないように気を付けなければいけない。様々な本で、繰り返し「余剰資金でやれ」「ポジション小さく」「レバレッジに気をつけろ」などと出てくるが、これらはメンタルを考えたことであることが大きい。
精神的な負の面からくる損害は大きい。ビビッて利確を早めたり、逆に損入りを早めすぎたりなど、正常な判断が下しづらくなる。客観的で論理的な判断を下すためには、メンタルのコントロールが欠かせない。実際やってみて身に染みて実感した。
スワップで毎日じわじわとやられていくだけでも正直きつかった。大きな額を動かす、あるいは長くトレーダーをやっている人はすごい。
柔軟な対応はもちろん大事だが、当たり前のことをこつこつとやっていくことが求められる。
しばらくやってみての感想
FXを実際にやることで、経済的な見方が増えたり知識が増えたりと、プラスは大きい。企業をするのも、銀行にお金を預けるのも投資である。そういった、自分の能力の向上や、資金を増やす効率など、いろいろな面でFXは投資対象として悪くないと思った。
新しい環境に身を置くのはやはり良いものだ。発見や経験があり、また可能性を生み出してくれる。