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「武器はこの身ひとつ」を目指して

日本人の宿敵「肩こり」|原因と改善策

 

肩こりは日本人が特別なりやすいそうです。偏頭痛などに比べて、かなり多くの人がよく起こる症状として感じています。

 

肩こりを感じるとつらいのはもちろん、放っておきすぎると重い症状に発展することもあります。そんな肩こりですが、原因は人それぞれで原因とその対策も症状によって変わってきます。

 

ただ、ほとんどの人の原因が日常のちょっとしたことにあり、生活を少し改めるだけで改善が可能です。原因と対策を知って自分の生活を見直してみて下さい。

 

 

原因①姿勢が悪い

姿勢が悪いことでさまざまな害がありますが、そのひとつが肩こりです。

 

代表的なのが猫背ですが、肩をはじめ背中や首の筋肉が正しく機能せず、それぞれに不必要な負担をかけてしまいます。さらにそれらの部位の血流を悪くしてしまいます。

 

対策として、普段から正しい姿勢の意識をすることが大切です。簡単なことのように思えますが、これを直すことができる人は少ないのではないでしょうか。

 

というのも、まず姿勢というのは身についてしまった習慣で、それを変えるには長い間の意識と継続といった努力が必要だからです。

 

しかも、姿勢を正しくした瞬間に肩こりが治るわけではないので、効果がないと思ってしまう人も多いのです。

 

しかし、姿勢はトップレベルに来るほど肩こりの原因となっていることが多いです。また、逆にいうと一度正しい姿勢は身についてしまえば難しいことは何もありません。

 

まずは3週間くらい、正しい姿勢を意識し続けてみてください。習慣を変えるにはそれくらいの期間が必要です。姿勢を変える事自体は何も難しくありません。ただ意識し続けられるかが勝負です。

 

原因②同じ姿勢を続ける

デスクワークが増えた今日、長時間同じ姿勢を続ける人が多くなったと思います。また、運動部に入っていない学生も、1日の間座って授業を受け続けているので注意が必要です。

 

同じ姿勢を長い時間続けていると、肩や首の筋肉が緊張したり、それに伴って血流が悪くなります。これらが肩こりを引き起こすと言われています。

 

対策としては、定期的にストレッチやマッサージをしてみましょう。できるのであれば席を立ってやるのがベストです。

筋肉の硬直がほぐされ、改善が期待できます。

 

 

原因③目の疲労

一般的に眼精疲労と言われています。パソコンやスマホなどブルーライトを浴び続ける事で目の筋肉が疲れます。目の筋肉が疲れるとそれらが肩や首に響くのです。

 

また、メガネやコンタクトの度が合っていないことからも疲れが起こります。

 

対策としては、画面を見る時間を短くする、定期的に目を動かすなどの体操をするなどが考えられます。

また、ビタミンB群など、目に良い栄養素を持った食事を心がけてみるのも良いと思います。

 

 

原因④運動不足

定期的な運動は、体にさまざまな良い事をもたらします。逆に、運動不足は健康の大敵です。肩こりもそのひとつです。

 

運動不足は、頭を支える首や肩、背中などの筋肉を低下させますし、それに伴い姿勢も悪くなります。血流の悪化ももたらします。

肩こりを引き起こす大きな原因のひとつです。

 

対策として、もちろん日常的に軽く運動できるのがベストです。普段歩く速度を速くするだけでいつもより運動になるので、意識してみるのもいいでしょう。

 

室内で腹筋、腕立てをするだけでも良いと思います。10分もかかりません。

 

運動はネックの人が多いかもしれませんが、肩こりの苦痛とどっちが大きいか天秤にかけてみて下さい。運動のメリットは肩こりだけではないので頑張って習慣化しましょう。

 

 

 

マッサージに1、2回いくだけでは一時的に軽くなる気がするだけで慢性的なものが治るわけではありません。

生活を見直す事で長期的な改善を目指していきましょう。