人生の3分の1は睡眠時間。あなたの理想の睡眠時間を知ろう
人生の3分の1は眠っているという話、聞いたことがありますか?実はこの話は一般的に本当のことなのです。
つまり、睡眠を改善することや、今抱えている眠りの問題を解決することは、人生に大きな利益をもたらします。逆に言えば、質の悪い睡眠だとかなりの損をし続けていることになってしまいます。良い睡眠を手に入れてよい生活へと近づきましょう。
理想の睡眠時間とその理由
睡眠時間の長短(ロングスリーパーかショートスリーパーかも含め)は、遺伝的なものや年齢が関わってきたり、仕事や学校などの生活が関わってきたりします。
ですから、万人に通じる理想の睡眠時間というものは存在しないと言えてしまいます。有名な例を挙げると、アインシュタインは毎日10時間寝ていたし、一方ナポレオンは3時間しか睡眠をとらなかったといいます。
ただ、睡眠に関してはさまざまな研究が行われており、健康や長寿に関係した最適な睡眠時間は7~8時間ともいわれています。
アメリカで行われた調査では、寿命と睡眠時間の関係を調べたところ、一番長寿であったのがその時間帯だということでした。
心臓病に関しても、7~8時間の人の発生率が低かったそうです。その理由の一つとしいて、成長ホルモンがある。
成長ホルモンは、アンチエイジングにかかわる重要なホルモンで、睡眠中に分泌される7割が眠り始めの2,3時間で放出され、その後6時間ほどかけて全身に働きかけます。7時間あれば、この働きの恩恵を十分受けられるのだそう。
また、レム睡眠やノンレム睡眠などが関係する、眠りのサイクルの面からも、7時間くらいがちょうどいいといわれる理由の一つです。7時間をベースに調整してみるのがいいかもしれませんね。
ストレスは睡眠時間を変化させる
毎朝起きるのがつらい人はこの世にごまんといるでしょう。生活によって体がより長い睡眠を求めているのです。睡眠時間が伸びる一番の要因はストレスです。デスクワークが増えた今日、ストレスがたまりやすくなっている人が増えています。
何日も何日もストレスを受けていると、眠っても寝たりないと感じさせることになるのです。物事がうまくいっていたり、毎日が楽しいと感じているときは睡眠への欲求は低下しますし、逆に毎日学校が憂鬱だったり、職場や生活が変わったときなどは、睡眠欲求が高まります。
また、失恋などで悲しい時も睡眠時間が伸びがちという報告もあります。これもストレスが関わってきているのです。
これを機に、自分の睡眠について見直してみてはいかがでしょうか?これからの人生の3分の1をも変化させることができます。