ワインには欠かせない、でもちょっと難しい「テロワール」って?
フランス語で ’terroir ' とつづられる「テロワール」という考え方は、
フランス特有です。実は日本語ではぴったりと表す言葉がないのです。
(英語のGood Morning、が日本語でおはよう、となるのと似たような感じ。)
そのため日本内ではいろいろと解釈されていますが、
主に「気候」「土壌」「地勢」などという言葉が用いられます。
しかし、単純に土壌や天候といった、それぞれだけを指しているのでなく、
かなり簡単にまとめてしまいますが、テロワールとは
「ブドウが生まれてくる環境全体のこと」です。
さらにここからわかるのは、
ワインづくりには、場所、土、天気といった自然要素が非常に重要で、
栽培する環境が変われば、たとえ全く同じぶどう品種を育てたとしても出来上がるブドウ(ワイン)は違ってくるのだ
ということです。
ではワイン造りに適した環境はどういったものなのでしょうか?
また環境によってどうちがってくるのか?
次回から触れていきますが、これを知ることで
どうしてフランスではあんなに高価なワインが生まれるのか、
すこし理解できるようになります。