「ボジョレー・ヌーヴォー」どうして年によってキャッチコピーが変わるのか?
前回、ボジョレー・ヌーヴォーについて簡単に理解しましたが、
ここでまた新たな疑問が。
「どうして同じボジョレー・ヌーヴォーなのに毎回キャッチコピーが
違うのだろう?」
まず、当たり前ですがワインはブドウから作られます。
ブドウは畑から木が生えてそこに実がつくように、
当然のごとくブドウは農作物です。
例えば、ボジョレー用のブドウを栽培する際、
たまたまその年の天候が荒れに荒れて、雨ばかり降っていたとします。
すると太陽の光を十分に浴びれなかったブドウの木はどうなりそうでしょうか?
そう、あまり良く育たなそうですよね。
畑でくだものや野菜を育てたことがある人はわかりやすいと思いますが、
農作物は天候によって大きく左右されてしまうのです。
天候のほかにも、ワインはブドウが育つ土壌や、また
作り手によっても大きく出来が左右されるのです。
このように、同じ「ボジョレー・ヌーヴォー」というワインであっても、
年(ヴィンテージ)が違うと出来や味わいが異なってくるのです。
そのため、毎年あのように異なったキャッチ-コピーがつけられるのです。
次回はこの「ヴィンテージ」について解説していきます。