汲めども尽きぬ知恵の泉

「武器はこの身ひとつ」を目指して

読書

星新一のショートショートの世界②「魔法のランプ」

エヌ氏は必死に救命ボートをこいでいた。 乗っていた船は沈んでしまったが、やっと助かったのだ。 陸を目指してこぎつづけてきたため、すっかりくたびれてしまった。 それに、おなかもすいていた。 魚でも釣って食べようと思い、海へ糸を垂らすと、 魚ではな…

編集者の日記②|「人間失格」「すべての教育は洗脳である」から考えたこと

常識と、世間という二つの言葉について考えさせられることがあった。人々はこれらの言葉を実によく使う。言葉自体には批判的なニュアンスはないのだが、大抵は人を批判する場合に使うことが多い。 「常識的に考えろ」「世間で何を言われるかわからない」こう…

星新一のショートショートの世界①「信念」

昔から星新一が好きで、今でもふと読み返すことがあります。 面白いショートショートを発見し、短く書き換えてみたのでぜひ読んでみてください。 信念 「善良であっては、たいした人生を過ごすことができない」 一人の男がいて、これが彼の信念だった。 歴史…