汲めども尽きぬ知恵の泉

「武器はこの身ひとつ」を目指して

なぜお偉い方は「経済成長」と言い続けるのか?【ニュースが分かる】【積み重ねの力】

 

FXをやるにあたって、経済を勉強する必要が出てきました。

そこで出てきたワードが「経済成長」。

 

投資とはあまり直結しないかもしれませんが、

ニュースでよく出るし、ジャーナリストも良く言うこの単語。

知っておいて損は無し。

 

 

 

なぜ経済成長が大事だといわれるのか?

それでは、まず1つ質問です。

・現代で年収500万円で暮らす

・1930年あたりで同じ年収500万円で暮らす

 

あなたならどちらを選ぶでしょうか?

 

ただし条件があります。

「1900年代前半に年収500万円」といえば

現代の6000万円くらいに相当し、大金持ちです。

 

大豪邸に住み、使用人を雇えて、

好きなものを食べて飲めます。

 

ただ、現代のような技術はありません

移動に時間と危険性が伴い、

スマホやパソコンも無ければ、

医療も進んでいません。

 

それでは改めてどちらがいいでしょうか?

 

この質問には、3人に2人くらいが

現代の方を選ぶらしいです。

もうちょい時代を戻せばもっと多くの人が現代を選ぶと思います。

 

さて、何が言いたいのかというと、

この問いは、経済成長が重視される理由を

簡潔に気づかせてくれるのです。

 

なぜあんなにも「経済成長、経済成長」

と言っているのか?

 

過去のある時代の水準、文明で

裕福に暮らすよりも、現代のような

さまざまな恩恵を受けられる方がいい、

その方が良い面がある、ということです。

 

 

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/bitcoin19510481_TP_V.jpg

 

小さな積み重ねが大きな発展を生む

経済成長は、年を経るごとに積み重なっていきます。

そして年間成長率のわずかな違いが、

何十年後かの生活水準を大きく変えます

 

経済の規模は、預金が「複利」で増えていくように大きくなっていきます。

 

例えば、ある国の経済成長率が年間1%だとします。

そして分かりやすくするために、その国のGDPを100だとしておきます。

 

経済成長を、10年間続けると、まだ110です。

しかし25年後は128、40年後には149と、年が経つほどだんだんと

膨らんでいくことが分かります。

 

同じように、年間成長率が3%場合はどうでしょう?

(最初のGDPは同じく100)

これは、ここ20〜30年のアメリカの実際の平均的な経済成長率とほぼ同じです。

10年後→134

25年後→209

40年後→326

 

年間3%平均で経済成長ができれば、

40年で経済規模が3倍以上にもなるのです。

 

銀行に預けるのと同じで、

複利がのちのち大きな差を生むのです。

 

ちなみに経済成長率が

「5%」だと、(景気のいい時のアメリカ、ブラジルやメキシコ)

10年後→163

25年後→339で3倍を超え、

40年後→704でなんと7倍

 

「8%」の場合はどうでしょう。8%は、なかなか難しく、

少なくとも長期にわたってこの数字はほとんどありません。

1960年代〜1970年代の奇跡と言われた時代の日本や、

ここ30年の中国くらいです。

 

10年後→216ですでに2倍

25年後→685と、若者が中年になる頃までに劇的に環境が変わります

40年後→2172(20倍!)

 

もともと100だったものがここまで変わります。

このように

・年間成長率のわずかな違いが、驚くほど大きな差を生みます

・長い目で見れば、人々の生活水準を上げるには経済成長が有効なのです

 

(金があるところに金が集まるというのもわかる気がします。)

これは何事にも言えそうですね。

毎日のわずかな積み重ねが、(勉強でもスポーツでも)

将来的にとてつもなく大きな差を生むということでしょうか。

 

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/HR181021021_TP_V.jpg

 

発展途上国はなぜ貧しいままなのか?

それでは、発展途上国は先進国に追いつけるのか?

 

もちろん高い経済成長率を保っていれば十分にできます。

 

実際、経済や技術が遅れていても

他の国が苦労して作り上げてきた技術や知識を、

そのまま利用でき、それによりすばやく成長できる

 

という利点もあります。

(これがいわゆるキャッチアップ効果)

 

このように考えれば、最貧国や発展途上国の一人当たりGDP

先進国に追いつくのも時間の問題で、当たり前だと思えます。

 

しかし、少なくともここ100年以上もの間、

豊かな国と貧しい国との格差は開いています

 

たとえば、1870年時点で、

貧しい国々と豊かな国々の1人当たりGDPの格差は、9倍程度でした。

 

しかし、1960年には38倍、

1990年には45倍と、どんどんと開いてきています。

 

なぜ最貧国は取り残されてしまうのか?

これは、グローバル化のせいではないです。

グローバル化は、インドや中国などの経済成長を強力に後押ししました。

 

結果として、グローバル化が貧困国を生んでいるわけではなく、

(それは数字てきな話であって)

それよりも貧困国が動きに参加できないことが問題なのです。

 

現実として、貧困国の生活水準に追いつくには、

50年以上の歳月が必要と言われています。

それも、爆発的な経済成長を続けると仮定した場合です。

 

まとめ

話がそれてしまうかもしれませんが、複利の話は身に沁みますね。

努力の成果というものは、始めのころは見えないけれど、

後になってぐんぐんと出始めます。

 

あと、政治家が貧困国の問題解決、

あるいは貧しい地域に手を出したがらない理由が分かりますね。

 

なぜなら短期的に成果が出にくいし、

それだと自分の評価が良くない。選挙に勝てない。

 

結果的に見ないふり、あるいは後回しというわけです。

 

ワインの健康効果とは【普段よく飲む人に朗報】【美容、老化対策、動脈硬化予防など】

 

私はお酒の中だとワインが圧倒的に好きです。

次がビール。

 

 好奇心旺盛なので、すぐワインについての本を読み漁ります。

そこで知ったのが健康効果。

どうやらワインはすごいらしい。

 

 

注目される成分「ポリフェノール

 

 

ワインに含まれる注目したい成分は、なんといってもポリフェノールです。

ワインに含まれるポリフェノールは、

動脈硬化の一因となるLDLコレステロールの酸化を防ぎます

 

また、ポリフェノールの一種である「レスベラトロール」は、

認知症予防など、脳の機能改善に有効という研究結果があります。

 

ポリフェノールの量は、白ワインより赤ワインのほうが多いそうです。

なぜならポリフェノールはブドウの果皮や種子に多く含まているので、

ブドウを丸ごと発酵・熟成させて作られる赤ワインが多く含まれやすいのです。

 

これからあげていく健康効果を期待したいのであれば、飲みすぎは論外です。

肝臓に負担をかけていてはほかの病気を引き起こし意味がありません。

グラス1~2杯ぐらいが適量です。

 

 

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/PJMIMGL0300_TP_V.jpg

 

 

 ワインの健康効果

  

動脈硬化を予防

 

悪玉コレステロールといわれる「LDLコレステロール」は、

血管の中で活性酸素により酸化されると詰まってしまい、

動脈硬化を引き起こします。

 

そこにワインを飲んでいるとLDLが酸化されにくくなり、

動脈硬化を防いでくれます。

この効果は様々な実験から効果を確認しており、信憑性が高そうです。

 

 

抗酸化作用

  

ワインには、

 

といったなど何種類ものポリフェノールが含まれています。

 

これらは、強力な抗酸化作用があり、活性酸素の働きなどを抑制してくれます。

そのためアンチエイジング効果が期待できます。

 

 

脳機能を改善

 

アルコールを飲んで脳機能の改善とは面白いですよね。 

 

ワインに含まれるポリフェノールやペプチドが、脳の神経細胞を保護し、

脳機能を改善するという報告があるそうです。

 

ほかにも、先ほど言ったように適量の赤ワインが、

認知症アルツハイマー病の発症リスクを低減するという報告もあります。

 (ほんと?)

 
鬱が防げる

 

適量のワインにはうつ状態を防ぐ働きもあるそうです。

 

ある実験で、ワインを飲む地域とそうでない地域とは

30%ほども数字が変わったらしいという実験結果も。

 

 

その他
  • 心血管疾患
  • 脳血管障害の抑制
  • 心不全の発症予防
  • 糖尿病の発症予防

などなど、期待される効果がいっぱい目にしました。

ぜひ今後の研究で確立してってほしいですが、現時点でこれだけ

出てきてるだけでも相当すごいと思います。

 

とりあえず健康効果はありそう。

 

 

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/muscatFTHG2674_TP_V.jpg

 

 フレンチパラドックス

 

 

 ワインの健康ブームに火をつけた原因でもあるのが、

この「フレンチパラドックス」です。

 

フランス人は日常的に脂っこいものを食べていて、

たとえばバターなどの動物性脂肪の摂取量が多いのにもかかわらず

心臓病(虚血性心疾患)にかかる人が少ないのです。

 

フランス人が日常的にワインを飲んでいることで、

ポリフェノールを摂取しているからではないかと話題を集め、

1990年代に、この現象を裏付ける研究が報告されたのでした。

 

 

 悪酔いに注意

 

ワインには酸化防止剤として亜硫酸が添加されていることがほとんどです。

ワインは保存中に酸化が進むので、それらを使用しないと、

長期保存・熟成は不可能なのです。

 

そういったものを使わない、あるいは減らしたことを推す

オーガニックみたいなものも出てきているので、

気になる人は見てみるといいと思います。

 

まあそもそも日本酒と同じで醸造酒だということも

悪酔いをする一因です。

 

 

まとめ、感想

ワインはお酒の中では糖質が少ないので

そういう点でも健康に気を使う人にとってはいいかもしれません。

 

適度に飲み続けてればかなり健康効果が期待できそうでした。

 

ほかにもワインは歴史があり、種類も豊富で、

勉強することが無限にあって奥深いものです。

 

人生を豊かにしてくれるワインに感謝しています。

 

ちなみにこれ↓はおすすめのお手頃ワインです。

普段飲み用としては言うことなしのコノスル。

 

コンビニにふつうにあります、参考にどうぞ。

 

 


 


 

【書評27】『乱読のセレンディピティ』外山滋比古|日常に効く薬のような話

セレンディピティ

思いがけないことを発見する能力。

 

  • 今の時代本はあふれるようにあるから、良書にはなかなかたどり着けない。
  • あと、ゆっくり読むことを良しとされてきたが、それでは殺してしまうものがあり、逆に案外つかめることも多いよ。

 

タイトルはこれで解決です。

 

なので記事の内容はあんまり読書法的なことは書いてないです。

 

 

 

もらった薬は効かない

本の著者は、ある時を境に出版した本を寄贈するのをやめたそうだ。

知人、友人にも送らないといいます。

 

確かに受け取った側としては、「読まなきゃいけない」

という気持ちになって急に億劫だし、お礼の手紙も出さなきゃいけない。

 

こんな話から始まり、

「書いた人間の顔がチラチラするのは本当の読書じゃない」

という一種の名言を言っています。

近しい人の心を揺さぶるのは容易でないということだそうです。

 

また、「本はもらうものではなく買うものだ

とも言っています。もらったものはありがたくない。借りるものでもないと。

 

これについては私も大賛成で、たとえば

 

  • 借りている場合、返却期限が締め付けとなる
  • もらったものだと、身銭を切ってないのではりきれない
  • 図書館でいっぱい借りてみるが、なぜか読む気にならない

などという経験がある人もいると思う。

 

また、これについては大の読書家でマイクロソフト元社長の

成毛眞さんも、同じようなことを述べている。

「本は買え!貸し借りはするな!」と。

【過去記事】本は10冊同時に読め!

 

自分の目で選んで、自分の金を出して買うという決心を通過した本は、

ずっと重い価値があり、真剣に読める。

買った以上、読む義務のようなものが生じやすい。

(つまらなかったら躊躇なく放り出せ、とも言っているが)

 

借りるもの、もらうものというのは他力本願で、

おすすめされたものというのはどうも身に入ってこないのでしょうか。

 

 

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/KAZ19112C072_TP_V.jpg

 

禁書目録

 

カトリック教会は、昔から毎年、信者が読んではいけない本のリスト、

禁書目録」を公表している。

 

信仰上望ましくない思想を含んでいるとか、

信者にとって有害と考えられたものをあげていく。

 

それにしたがって読むのを控える人が増えればいいけれど、

もちろん大勢いるだろうけど、逆にこの目録によって禁書になると、

それまでなんとも思っていなかった本が急に魅力的になり

こっそり読む「不届きもの」がいっぱいいるらしい。

 

あとこれは、禁書になんかして名前を出すもんだから、

これまで存在すら知らなかったのに知ってしまった、

という人もいるだろう。

 

信徒でない人も、カトリック自体に興味は持たなくても、

禁書を公表すると、そういう本に興味を持ったりする。

 

つまりカトリック教会は、禁書という形でそれを推薦していることになり、

一般に向かって「面白い本」「影響力のある本」を宣伝していることになる。

 

人間の性格的にも、おすすめされるより禁止されるほうが

何かをしたくなるに決まっている。

 

ここから、若者の読書離れについて話を持って行っている。

近年いろいろなところから読書をする人が減ったと懸念されている。

「もっと読もう」みたいなキャンペーンをしたところで、逆効果だ。

 

いくら素晴らしい食べ物が目の前にあっても、おなか一杯であれば

手を出す気にならない。

 

貧国の子供が勉強を欲するのは、環境がないからで、

昔の人々が、食費を削ってまで本を買ったのは、貴重だったからだ。

鎖国中海外の本を皆がほしがったのは、それが禁止されたからである。

 

このように、「ありがたみ」や、それに対する「飢え

のようなものがあってこそ、ひとは対象に興味を抱き、

熱中できる。

 

特に「禁止」されるものには、神秘がある。

想像力を膨らませるものがあります

 

子供のころ、禁止された夜のテレビ番組。

「どんなことがやっているんだろう?その先には何が待っているのだろう?」

 

飢えれば飢えるほど、欲すれば欲するほど、

それを思う時間が長ければ長いほど、魅了される。

 

義務感、押し付けられている感はやはり良くない。

 

何かやりたい、続けたいけどできないということがある人は、

時間が有り余っているからか、自由の身だからかもしれない。

 

恋人を作って、24時間とはいかなくとも

ずっと一緒にいて拘束されれば、

「ああ、本読みたい」「ああ、やせなきゃ」

という思いが募り、スキマスキマでやるようになるかもしれない。

 

これ、どうでしょう。

 

悪書が良書を駆逐する

 

「面白い本」と「ためになる本」があれば、たいてい

面白い本が悪書、ためになる本は良書になる。

 

お金で、悪貨は良貨を駆逐するというのが有名である。

良貨価値がちゃんとあり大きいから、使うのはもったいない。

というわけで温存される。やがてだんだんと悪貨が出回る。

 

悪貨が強いのは、流通することだ

 

本の場合、人に理解されやすいもの、一見薄っぺらで

面白いと思われるものがよくでまわる。

 

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/gunkanjimaFTHG4685.JPG

 

論語読みの論語知らず

特に昔の時代のことですが、文字の意味を理解していなくても、

読めればそれでよし、とする教育?というものがある。

 

読めるのと、理解することは別のことであり、

謎の風習は取り除かれたほうがいい。

こどもは、それをおかしいとも思えない。

 

僧侶の唱える読経は、ほとんど意味が分からない。

静かに聞いている人々みんな、意味が分からない。

でもなんだかありがたいと思う。

ありがたいものであるはずだ、意味は分からんけど。

 

これって結構怖い気がします。

 

 

 

 


 

GDPとは?わかりやすく解説【投資と日常で役立つ】【FXで重要な指標】

 

高校のとき勉強した時は、「GDPなんてどうでもいいわ」って思ってました。

ただFXをやるようになってから、突然身近なものとなった。

ということで学びなおそうということに。

 

やっぱり経済を把握していくうえで必要だったし、欠かせない知識だわ。

わりと役に立つので是非読んでみてください。

 

 

 

 

GDPの基礎知識

 

定義としては

GDPは、1年間に生産(供給)された最終生産物の総額」

となります。

 

噛み砕くと、国全体でどれだけのものが生産され、売られたか、サービスされたかということです。

 

また、生産されたものは同時に消費されるので、1年間にどれだけのものが買われたか、というふうに消費の面から見ることもできます。

 

ということは、これだけでも、GDPが大きければ経済の規模が大きそうな感じがしますね。

 

GDPは需要と供給の面から見れる

 

具体例を見ていきましょう。

2009年のアメリカのGDPは14.2兆ドルです。

 

当時のドル円のレートは90~95くらいだったかな?

まあたとえば1ドル95円で考えると2009年のアメリカのGDPは日本円で1392兆円くらいです。

 

①生産(供給)の面でみると、

66.2%がサービス

13.4%が耐久財(冷蔵庫とか車とか)

13.4%が非耐久財(食べ物、衣服)

7.7%が構造物

 

足して100%を超える分は在庫に回されているとでも考えてください。

 

生産、というと形あるものを想像しがちです。

しかし、医療、教育、金融、法律相談など、こういった無形なサービスも生産物に含まれます。そしてこれが、アメリカの場合は半分以上も占めている。

 

これこそアメリカがサービス経済だといわれるゆえんであり、GDPの中でサービスの占める割合は増えてきています。

 

②消費(需要)の面から見ると、

同じく2009年のGDPでは、

70%が個人消費

11%が企業の設備投資(年によって大きく変わる)

21%が政府支出

残りが純輸出

 

輸出とは、国内で作られたものを海外に売ること。

輸入とは、海外で作られたものを国内で買うこと。

 

輸出は売れる(=消費される)ことなので国内の需要にプラスされますが、

輸入の分は国内の需要から差し引くことになります。

近年のアメリカでは、輸入が輸出を大きく上回っています。

(貿易はマイナス、赤字)

 

これらを踏まえたうえで、よく見かける指揮をもう一度見てみましょう。

需要から見たGDPは、次のような式になります。

 

GDP=消費(C)+投資(I)+政府支出(G)+輸出(X)-輸入(M)

 

 

だれが考え、どのように発表されるか?

日本円で1300兆円という膨大なGDPは、だれが計算するのでしょうか?

それは、アメリカ商務省の「経済分析局」という部署が、

あらゆるデータを集めて計算しています。

 

FXをしている人なら知っていると思いますが、

アメリカのGDPの値は毎月出ます。

 

速報値、改定値、確報値というものがそれぞれ年に4回、

つまり順番に一カ月ずつ出ます。

(ほかにもいろいろなものが発表されますが)

 

一番注目され、かつレートが大きく変動するのが速報値です

予想地と、発表された値が大きく違っていたり、

速報値と改定値などで大きく変化すると、マーケットが大きく反応します。

 

 

1人当たりGDP

経済学者や、投資家のファンダメンタルズ分析で、

「1人当たりGDP」も注目されたりします。

 

これは生活水準を大まかに把握できるシンプルな基準です

GDPを総人口で割ると求めることができます。

 

2009年のアメリカの場合、

GDP14,2兆ドルの人口3億700万人なので、

一人あたりのGDPは約4万6000ドルです。

 

一人当たりGDPは、人口が違う国でも比較できる

という利点があり、時期や国同士などを簡単に比較できます。

 

 

実質GDP

 

もう一つ重要なデータとして、

GDPのインフレ率を調節した実質GDPというものがあります。

GDPの数値から物価の変動による影響を取り除き、その年に生産された

生産物の本当の価値を算出したものです。

 

たとえば、日本のGDPが前年より5%も上がったとします。

「お、生活水準上がってんじゃん」とか思いがちですが、

同時に物価も5%増えていたらどうでしょう

 

人々の生活が楽になったかといえばそうでもありません。

物価が上がっていれば、その分サービスやモノの値段も上がっていることになり、

つまり勝手に物価の分だけGDPも上がっているのです

 

ある年のGDPの伸びが6%で、その年の物価が2%伸びていたとすれば、

インフレ分を引いて「4%」、実際に生産された商品やサービスが増加したということになります。

 

特に長期的な思考や比較をするときは、

このような実質GDPを使って考えることが重要になります。

 

 

GDPの欠点

 

GDPも一指標であり、人間の創造物。万能ではありません。

世の中のどんな経済データにも、必ず欠陥があります。

(そうじゃなければみんな大儲けできてしまう。)

 

たとえばGDPの欠点は、売買の対象とならないものは把握できないということです。

GDPが売買さえたものの総額で経済を測っているからです。

 

家庭内の生産

 

たとえば、「家庭内の生産」です。

近年になり、女性が家庭内で行っていたことが、

商品やサービスとして市場で売買されるようになりました

 

食事の準備や、掃除、育児など。

あるいは家政婦といったこと。

 

これらは、生産されたサービスで、

消費されているものなので、GDPに含まれます。

 

結果としてこれらが参入されていくことでGDPは大幅に増加しましたが、

これは人々の生活水準がよくなったしるしではありません。

 

以前は見えなかったものが市場に出てきて見えただけの話です。

 
生活が改善されても…

逆に、人々の生活水準に大きくかかわりながらも、

GDPに反映されないものもあります。

 

たとえば、ある会社内の人々が生産性を保ったまま労働時間を減らし、

働く時間が以前より20%減ったとします。

こういったことが大規模で起こっていれば、人々は

暮らしがよくなったといえるでしょう。

 

しかし、これはGDPには何の変化もないのです

 

そのほかもいろいろ

 

環境問題解決に向けて大気汚染が減っても、GDPはプラスになりません。

 

交通渋滞や通勤時間が増えたとしても、GDPはマイナスにならず、

逆にガソリン代やコーヒー代の増加でプラスになってしまうかもしれません。

 

あるいは、地震などで大きな被害が出ると、

町の修復のため需要や消費が増え短期的にGDPが上がります。

 

人々の暮らしは悪くなっているのに、

GDPがむしろ上がっているという現象です

 

 

最終生産物だけが対象

 

また、GDPは最終生産物だけを対象にしたもので、それを生産するために

使われた材料や部品は計算に含まれません。

 

なぜなら、生産を重ねるたびにGDPに加算されてしまうと、

重複が起こってしまい、同じものが何度も計算に入ってきてしまうからです。

 

 
所有者チェンジもダメ

また、所有者が変わるだけの取引も、GDPには含まれません

つまり、中古のもの(本や車、不動産)などはお金が動いても

GDPには現れません。

 

新しく家を買う、中古の家を改装→GDPアップ

中古の家を買う、親から譲り受ける→GDP変わらず

 

株式の売買も、所有者が変わるだけで何も生み出されていないので、

GDPの対象外です。

ただし、売買手数料だけはサービスとしてGDPにカウントされます。

 

リンゴと水の価値は同じか?

 

グラビア雑誌と、靴下は同じ値段でも価値は同じなのか?

などとGDPの中身についても、様々な疑問が投げかけられます。

 

結局、GDPとは売買されたものの総額に過ぎず、

何らかの価値判断を表すものではありません、ということです。

 

 

GDPで見る大まかなアメリカ経済

1950年から2010年まで、

アメリカの実質GDPは年平均3%のペースで伸び続けてきています。

1950年と、インフレ調整後の2000年半ばは比べてみると5.5倍です。

 

このように、これまでGDPは基本的に上昇傾向で動いてきています。

といっても、長期的に下がることもあります。

そのことをリセッション(景気後退)といいます。

 

GDPがどれだけ減れば、どの程度の期間減少すればリセッション、

というように明確な定義はありません。

 

一部の経済学者は、6か月GDPが減るとリセッションだといいます。

全米経済研究所という場所が判断を行っており、

そこによるとアメリカは1900年から2010年の間に23回、

リセッションを経験したといいます

 

大体5年に一回のペースです。

1991年に起こった後、2001年まで一度も起こらなかったため、

近年は比較的に緩やかになった、という見方の中、

あのサブプライムローン問題が起こりました。

 

2007年から2009年のリセッションは極めて長期的で、

深刻なダメージを負いました。

 

これらを踏まえますと、

アメリカの経済は、長期的には上昇傾向だが、10年に一度か二度は

加工する時期がある」ということになります。

 

まとめ、感想

欠点が多かったように思えますが、それでもGDPはその国の

経済の状況を知るのにすぐれています。

 

1人当たりGDPが大きい国は、いろいろな意味で

暮らしが豊かです。個人消費が多いほうが、暮らしの質が高いのです。

 

たとえば、教育や医療に差が出てきたり、環境が変わります。

 

また、投資家たちもGDP発表に注目しており、

発表される日は大きく値が動きます。

 

一つの武器として、有効に使えるようになりましょう。

そしてこれを機にチェックしてみてください。

 

参考文献

 スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

あなたのブログを多くの人に見てもらうために【集客のコツ】【PVを増やす】【アクセスアップ】

  • 収益化したい
  • 収益を増やしたい
  • 多くの人に見てもらって共感してほしい
  • 考えが広がってほしい

 

などなど、ブログをやっている人ならだれもが

見てくれる人が増えてほしいと願います。

 

逆にブログのPV数が上がるほど、アフィリエイトで稼ぎやすくなったり、

周り絵の影響力が増えたりといいこと尽くしです。

 

それではてっとり早く本題に移りたいと思います。

いくつか集客のためにできることを紹介します。

 

 

 

記事をたくさん書く

 

まずはこれにつきます。SEOだのなんだのも大事ですが、

記事数が増えればそれだけ検索される可能性が伸びます。

 

雑記ブログや、日記で稼ぎを出している人たちは、

膨大な量の記事を書いています

 

ブログの記事が増えることで露出が増え、アクセスは伸びます。

また定期的に投稿し続けることで読者やファンがついてきます。

 

 

 質の向上であったり、アクセスの伸びやすい書き方や

記事をつかむのは書きながら覚えていけます。

 

 

 

悩みや不安を解消できる書き方、内容にする

 

 

なるべく多くの人を集めたければ、

人の悩みを解決してあげられるような内容がベストです。 

 

そもそも人がネットで何かを検索するのは、

困っている何かを解決したいからです

 

情報を手に入れることで悩みや不安を解決したいからです。

 

そしてそれは、書かれた記事を試してみて解決できれば

余計にアクセスアップに効果があります。

 

たとえば薄毛に悩やんでる人を助ける記事を書いたとして、

それを見た人の薄毛が改善されたとします。

 

その人はそこからブログに信頼を置き、

これからも読み続けたちと思うでしょうし、

それにより一定のPVを獲得することができます

 

 

ターゲットにブログを見てもらって、

お仕事につなげるためには、商品を買ってもらうには、

読み続けるためには、信用を得る事が重要です

 

 

読み手の気持ちを考える

 

これは悩みを解決することの延長線にありますが、大事なことです。

人に向けて発信している以上、読みやすく、理解しやすいものが望ましいです。

 

また、タイトルと記事の内容がズレていたらどうでしょう?

信用が減り、読む気が失せてしまいます。

 

記事の内容、質を上げるということは、読み手のためにも意識する必要があります。

以下の分は、Googleがユーザーに向けて基本姿勢を発表したものです。

 

ユーザーがコンテンツを見つけるまでのところは Google にお任せいただき、皆様にはユーザーの役に立つ魅力的なコンテンツを作ることに集中していただきたいのです。

引用元:コンテンツ クリエイターの方々のお役に立つために

 

人助けやビジネスと同じで、

 

読み手を意識すること、クオリティをあげることが、

結局は自分に変えてくるということです。

 

 

マーケットを意識する

 

商店街の果物屋さんは、近くにできた大型スーパーに

対抗しづらいですよね?

 

悩みを解決する系のブログであれば、競合が多くてもなんとかなります。

しかしそうでない場合は、周りの人が書いているようなことに追随しても

厳しいものがあります。

 

逆に言えば、競合が少ないものを発見できればかなり強いです。

ニッチなテーマでも、ぐんぐんとPVが増えます。

 

 

外部から集客する

 

 

ブログのアクセスのほとんどは、検索からです。

しかしほかにもSNSやほかのブログを使うことで、

ある程度PVが稼げたり、記事がバズるきっかけにもなります。

 

たとえばアメブロです。

有名人が使っていることもあり、ブログの利用者が多いです。

また、ペタという機能があったりと、

ほかの人とつながりやすい仕組みになっています。

 

アメブロで直接アフィリエイトはできませんが、

アメブロで集客をして別のアフィのブログに呼び込む、

というやり方をしている人は少なくありません。

 

あとはツイッターなども有効です。

自身のプロフィール欄や、固定ツイートにURLを張っておけば、

そこからブログに飛んでもらえる可能性があります。

 

プライベートと分けたい人はブログ用のアカウントを作れば解決です。

ブログ仲間同士のつながりを気づくことも可能です。

 

まとめ

今回は基本編です。

しかし特に上の二つは必ず意識しなくてはいけないことです。

 

300記事が書けてしまえば世界が変わるといいます。

とにかく継続あるのみです。

 

 

 過去に書いた、PVが増えない人のブログの特徴を書いた記事があるので、

合わせてこちらも参考にしてみてください。

「過去記事」PVが増えないのはあることが原因かも?