紳士のための「ワイン学」

ワインの世界は、知識があるとさらに楽しめる。あなたに昨日よりも楽しい夜のひとときをお贈りしたい

ロマネ・コンティを造る品種「ピノ・ノワール」

 

 

ロマネ・コンティ」という名前のワインを、一度は聞いたことがあると思います。

ものによっては一本で何百万もする超高級ワインですが、

これは「ピノ・ノワール」という品種が使われています。

カベルネソーヴィニヨンにつぐくらいよく見かける品種であると思いますが、

一体このピノ・ノワールとはどんな品種なのでしょうか?

 

 

 

カベルネソーヴィニヨンやメルローと違い、ピノ・ノワールはほとんどの場合

ほかの品種とブレンドはせず、単一品種でワインに用いられます。

そのため、仕上がりに土壌や気候、醸造方法の小さな違いがあらわれます。

 

世界中で絶賛されている品種の一つですが、栽培が難しい品種でもあります。

ピノ・ノワールは、果皮が薄いため、熱くて乾燥した気候には向きません。

早く熟しすぎて、精彩を欠いたアロマになってしまうからです。

ですから、比較的冷涼な気候を好みます。

 

しかし寒すぎても湿度が高すぎてもだめで、雨や風にも弱いです。

ピノノワールは、環境に左右されやすく、

乾燥では育成が阻害され、多雨では葉や枝が伸びすぎたりと、

理想的な成熟への悪影響となるのです。

 

フランスのブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、

アメリカのカリフォルニア州オレゴン州、ドイツなどを主に、

世界中で栽培されています。

 

味わいは、力強さよりも繊細さが特徴です。

タンニンは、カベルネソーヴィニヨンのようにいかめしくなく、

ヴィロードやシルクのように心地よい、きめ細やかな渋みをもちます。

若いうちは独特の果実味がしますが、熟成すると紅茶やトリュフのような

アロマティックな香りを開花します。

 

 

 

栽培が難しく、価格も高くなってしまいますが、マニアを虜にし、

多くの人を引き付ける魅力ある品種です。

一本で軽い一財産となりうるワインを生み出しまう品種でもあるのです。

ピノノワールは、カベルネソーヴィニヨンと違い、値段が安いとはずれが多いので、美味しいピノノワールを求めるときは少しフンパツする必要があるでしょう。

ちょっとしたご褒美などに飲んでみてはいかがでしょうか。

 

 

これだけ知っておきたいブドウ品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」

 

 

 

ワインを理解するには品種を知ることが必要です。

テイスティングや、ワインを選ぶ際、レストランでのチョイスなど、

さまざまなところで役に立ちます。

ブドウ品種を知り、個性をつかむことで、ワインへの造形を深め、

楽しさや喜びを広げていきましょう。

 

 

 

今回紹介する品種は、たいていの人が聞いたことはあるでしょう、

カベルネ・ソーヴィニヨンです。

カベルネソーヴィニヨンは、フランス、ボルドー地方から広まった

最高級赤ワイン用によく使われる品種です。

 

 

フランスの偉大なワインをはじめ、カリフォルニア、オーストラリア、チリ、イタリアなど世界各地で高品質なワインを生み出しています。

 

 

晩熟で、小ぶりな身を包む果皮がとても厚いため、比較的温暖な地域で

良く育ちます。砂利質などの水分の少ない土壌を好み、乾燥に強いです。

 

 

色調が濃厚で黒みを帯びた赤紫で、果皮が厚いことも相まって、

タンニンが豊かでしっかりとした渋味を感じる味わいになっています。

カベルネソーヴィニヨンに含まれる豊富なタンニンは、

若いうちはイガイガとしていて、味わいに硬さを与えます。

 

しかし、豊富なタンニンを持つということは、長期熟成が可能で、

ゆっくりと進む熟成により、角が取れてバランスよく、緻密な渋みに

かわります。特にボルドーで作られたものは、最低十年は寝かせないと

飲み頃にならないといわれたりしているくらいです。

 

また熟成は、オークの樽によってなされることでその真価を発揮、

ラズベリー、ブルーベリー、たばこ、ジビエ、杉など

この上なく複雑なブーケを開花させます。

 

 

 

カベルネソーヴィニヨンはコンビニやスーパーでもよく見かける品種ですね。

家などで普段よく飲む人も多いとおもいます。

あなたがワインを飲む際、これらの特徴を知ったうえで味わうことによっ

いつもより少しでも楽しめたなら幸いです。

 

 

ワインの涙(脚)とは?

 

 

 

ワインの涙って聞いたことがあるでしょうか?

 

ワインの涙とは、ワインをグラスに注いで軽く回したときに見える、

内側に雫が伝わって落ちる現象のことです。

 

よくワインの涙が品質や甘さを測るものとして見られることがあるが、

これは不確かな情報で、この現象はエタノールのみに依存します。

涙の大小、速い遅いなどの差は、アルコールの含有量が決定づけているため、

これを見ることでアルコール度数をだいたい想像することができます。

 

 

涙は、アルコール度数が大きいほどできやすく、

ワインだけでなくブランデーやウイスキーで同じような現象を

目にすることができます。

 

 

また、別名で「ワインの脚」「ワインのカーテン」と呼ばれたりもします。

 

今日からワインを飲む際は「涙」を観察してみて下さい。

 

最も古くからあるアルコール飲料!?ワインの歴史に迫る

 

 

 

ワインが今のように多くの人に愛され、飲まれるようになるまでには長い歴史があります。要点ごとにまとめたのでそれぞれ見ていきましょう。

 

 

 

1、メソポタミアの時代から

文献上で一番最初にワインが登場するのは、紀元前2500年ごろに書かれた『ギルガメシュ叙事詩(古代バビロニアの王をたたえた文学的作品)』だと思われます。

また、エジプトのピラミッドの壁画にも、ブドウの栽培の様子などが書かれています。

ギルガメシュ叙事詩』では、古代民族のシュメール人たちが、

ユーフラテス川のほとりでワインを作っていたことが明らかになっているのです。

 

 

 

2、ローマ帝国の拡大とキリスト教の普及

最初は、神事などの宗教を目的として飲まれていましたが、ブドウ栽培やワイン醸造の技術がフェニキア人たちによって地中海を渡ると、ギリシャ、ローマ、フランスでも広まり、庶民にも飲まれるようになりました。

特にフランスでは、ローマ帝国の領土拡大とともに広まっていきます。現在世界的な名城地のボルドー、ローヌ、ロワーヌなどは、紀元前からローマ人によってワイン造りが行われていました。

また、「パンはわが肉、ワインはわが血」というキリスト教の布教と結びつきながら、醸造技術や飲用がヨーロッパ各地へ広がっていきました。

 

 

 

3、貴族の保護下で品質向上

なんと中世では、フランス、ドイツにて今以上の栽培地が広がっていたといわれます。

これはブドウの栽培、ワインの醸造が僧院の仕事となり、王侯貴族たちがこれを手厚く保護、ワインの品質向上にも正統的に、前向きな姿勢で取り組まれていたためです。

 

 

 

4、「肉は赤、魚は白」は18世紀から

18世紀は美食の時代でした。ルイ15世のもと、料理技術が発達し、上流階級の間で美食文化が高まりました。「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインという」公式があらわれたのもこの時代で、ワインと食事が結びつくようになりました。

しかし、フランス革命で上流貴族が衰退すると、召し使えられていた料理人たちは路頭に迷うことになりました。そこで、彼らは町にレストランを開き、ここでさらに料理とワインが強く結びつけられました。

 

 

 

5、植民地獲得競争でニュワールドにワインが

17~18世紀は、ヨーロッパの列強が植民地獲得競争に走った時代でした。

その際、植民地にブドウの苗木も移植されました。もともとブドウ栽培に適した気候であったアメリカ、チリ、オーストラリア、アルゼンチンなどニューワールドといわれる地域では、その後もワイン造りが発展していきました。

 

 

 

6、日本への伝来は?

ワイン醸造、ブドウ栽培の技術は、シルクロードを通り中国に伝わりました。

そして、ブドウは室町から戦国時代に日本にも上陸しました。南蛮貿易で輸入されたワインが一ぼの人々に飲まれていましたが、明治十年ごろには、山梨でワイン造りがはじまりました。その後は、新潟、長野、北海道などでも試され、今日の形に至っています。

 

 

 

このような経緯があって今のワインは成り立っていたのですね。昔は宗教や貴族に保護されたのが強かったようです。今現在でも、世界中の醸造家たちが全力でワインを作っています。そういった意味でワインの歴史は続いているし、これからも進化していくのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

渋味の正体「タンニン」?

 

 

 

 

 

ワインの渋味には、歯茎が縮むような強くてザラザラしたものから、

羽で撫でられたように滑らかで柔らかいものがあります。

では、いったい何がワインに渋味を与えているのでしょうか?

 

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それは、ワイン(特に赤ワイン)に含まれる「タンニン」が原因です。

タンニンとは、ポリフェノールの一種で、渋柿や緑茶にも含まれるあの渋味です。

 

 

 

タンニンはブドウの果皮、種、果梗に含まれているので、

必然と赤ワインには多く含まれます。

 

ただ、白ワインもタンニンを含む場合もあります。

例えばオーク材などで熟成させる場合などは、

オーク材の持つタンニンが白ワインに移るのです。

 

 

タンニンはワインに複雑さや骨格を与え、

熟成中も酸化を防ぎ保存期間を延ばすという重要な役割を持ちます。

ほかにも、タンニンは、抗酸化作用や風、ガン、生活習慣病予防など、

たくさんの健康効果を持ちます。

 

 

ワインの決め手である渋味の正体は「タンニン」で、

さまざまなプラスの効果を持っていましたね!

 

 

なぜワインにとって「渋み」が大切なのか?

 

 

 

ワインを初めて口にしたとき、「飲みづらい!」と感じる人は少なくないと思います。

ワインに対して苦手意識を持っている人や、あまり好まない人びとの多くは、

この「渋味」が原因だったりします。

 

 

しかし、「渋味」は、ワインにとって非常に重要なのです。

 

 

理由のいくつかを簡単に説明していきます。

 

 

まず、「渋味成分」は抗酸化物質(酸化するのを防ぐ物質)です。つまり、これを多く蓄えるほど、長期保存に耐えることができます。たとえば、高級ワインで有名なボルドー五大シャトーなんかは、若いうちは渋味がとても多く、飲みにくいのです。

 

 

そのため、何十年にもわたって熟成させるのですが、

長期保存することでどんなことが起こるのでしょうか。

 

ひとつは、強かった渋みの角が取れてまろやかになります。

ほかに、熟成が進むことで新しい香りを生み出します。

しかし、もともと強固だった渋味成分はしっかりとした骨格へと変身し、

ワイン自体の味わいを底上げします。

 

 

つまり、ワインにとって渋みとは、

高級ワインを作り上げるためにかかせないポテンシャルなのです。

 

 

 

ワインの渋味は、品種によって違ったり、土地や作り方で変わってきます。

また、小粒なブドウであるほど、渋いワインが出来上がります。

渋味成分は皮や種に多く含まれているので、小粒であればあるほど

果実の体積に対する皮や種の面積の割合が大きくなるからです。

また、日当たりがいいところで育つとブドウの色は濃くなり、皮が厚くなります。

 

 

 

今日から、渋みを嫌うことはできなくなりましたね。

ワインを飲む際は、渋味にも想いを馳せて楽しんでください。

 

 

飲みすぎは禁物!ワインは酔いやすい。

 

 

 

 

寒い体を温めたり、日々のストレスを解消したり…

ワインを始めお酒にはたくさんのすばらしい効果があります。

 

 

ただ、何事もやりすぎは禁物です。

特に日本酒やワインは(ほかのお酒に比べて)悪酔いする、

あるいは酔いやすいってよく耳にしますよね。

また、二日酔いをするときは決まってワインを飲んでるんだよなあ、

という方も多いと思います。

体質で、それらのお酒があってないのもあると思いますが、

実はこれにはちゃんとした、皆に共通する理由があるのです。

 

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その理由の一つとして、ワインが醸造酒だからです。

醸造酒とは、簡単に言うと果実や糖化させた穀物を原料として

アルコール発酵させたもので、ワインもこのお酒の分類です。

ワインは、ブドウを原料として、酵母による発酵でアルコールを発生させます。

蒸留の過程が無いため、いろんな種類のアルコールが残り、不純物も多いです。

 

 

そのため、不純物を分解するために肝臓が使われてしまい、

アルコールの分解が滞ります。さらに、

肝臓は、数種類のアルコールを分解しようとすると、処理能力が落ちてしまいます。

つまり、過剰摂取するとそれだけより長い時間体内に残りやすいのです。

 

 

これが、ワインはじめ醸造酒が悪酔いしてしまう原因だったのです。

すばらしい効果を持つワインでも、飲みすぎには気を付けてください。